「ここあっぷる」という名前には、親御さんが子どもを思う優しい気持ちと、子どもたちの夢が一歩ずつ形になっていくことへの願いが込められています。
私たちは、「障害があるから夢を叶えるのは難しい」といった考え方を少しでも変えたいと思っています。障害があっても、子どもたちがワクワクしながら夢を描き、未来に希望を持てる場所を一緒に作っていきたいと考えています。

私の弟は進行性筋ジストロフィーという難病とともに生きていました。筋力が少しずつ弱くなっていく中でも、彼は夢を大切にし、デザインを学び、一人暮らしを実現しました。弟が23年間という時間の中で夢を叶えることができたのは、たくさんの温かい方々との出会いがあったからだと思います。

「ここあっぷる」も、そんな夢を支えてくれる人たちや大切な情報とつながれる場所になれたらと願い、日々活動しています。

福祉大学を卒業後、社会福祉士の資格を取得し、医療ソーシャルワーカーとして病院で勤務しました。その後、福祉用具専門相談員やヘルパーとしても経験を積み、筋疾患のある方の在宅訪問診療にも携わっています。2024年より、愛知県筋ジストロフィー協会の理事として活動しています。